コミュニケーションを取るのが苦手な看護師にとって、働きやすい職場を選ぶことは大切です。
看護師の仕事は、患者さんやその家族、他の医療スタッフとのコミュニケーションが欠かせませんが、それがストレスになってしまう方もいます。
そんな方におすすめなのが、小規模クリニックや、介護施設、そして在宅医療の職場です。

まず小規模クリニックは、大規模な病院に比べて働く看護師も比較的少人数です。
そのため顔見知りのスタッフが多く、コミュニケーションが取りやすいでしょう。
毎日同じメンバーと働くことが多いため、互いの性格や仕事のやり方を理解しやすくなり、無理にコミュニケーションを取らなくても、自然と連携が取れるようになるでしょう。

次に介護施設では、医療行為よりも日常生活のサポートが主になるため、利用者さんとのコミュニケーションも必要以上に負担になることが少ないです。
スタッフ同士も、看護師だけでなく介護士やその他の職種の方が多いため、様々な視点からサポートし合うことができ、チームでの協力が自然に生まれます。

さらに在宅医療では、訪問する患者さんが限られており、一人ひとりと時間をかけて向き合うことができます。
自分のペースで仕事ができるため、対人関係のストレスを軽減しやすい環境です。
患者さんの自宅でのケアが中心となるため、患者さんのご家族も含めたコミュニケーションが求められます。
ただ、病棟のように複数の患者さんと関わることはないため、比較的コミュニケーション疲れは軽減されるといえるかもしれません。